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製品情報

組織切片自動作製装置「AS-410M」がFDA認証を取得

株式会社大日本精機は、組織切片自動作製装置「AS-410M」が、2024年2月米国食品医薬品局(FDA)の認証を取得したことをお知らせします。

 AS-410Mは、がんの病理診断に必要とする病理標本を作製する上で、従来手作業のみで行われてきたパラフィン包埋ブロックからの薄切作業を自動化した装置です。薄切からスライドガラスへの切片の貼付け、伸展、乾燥の工程を完全自動化することによって標本作製の効率化が図れます。

 2016年には、体外診断用医療機器指令(IVDD)に基づくCE認証に対応、その後IVDRに対応し、既に欧州におけるEUの医療機器市場を中心に販売しています。今回のFDA認証を受け米国の医療機器市場にもAS-410Mを販売展開して参ります。

 がんの患者数は増加傾向にあり、病理診断に必須である薄切標本作製も年々増加し、標本作製業務の効率化を進めることが求められております。

既に、本装置の導入された各国の医療機関、製薬企業、受託試験会社、公的研究機関では標本作製の効率化を実現しております。 今後も自動化によって人材不足やワークフローを改善し、病理診断の迅速化に貢献してまいります。

製品情報: AS-410M | 株式会社 大日本精機 (dnseiki.co.jp)